- 企業名ネーミング大辞典 企業名のネーミング オムロン (旧:立石電機)
企業名のネーミング
オムロン (旧:立石電機)
オムロンの創業者である立石一真氏が「立石電機製作所」を創業したのは1933年のことで、その3年前に設立した「彩光社」を発展させる形での創業となりました。
オムロンと言えば、健康器具を思い浮かべる人が多いほど、イメージとして定着していますが、実は、電車の駅に設置されている自動改札機や銀行や街角で当たり前となったATMを開発して初めて送り出した先進的な企業としての顔があります。
立石電機が創業50周年を迎える頃、既に社長から会長の座となっていた立石一真氏は、立石電機が「大企業病」にかかっていると表現し、創業当初の原点に立ち返ることを求めました。
現在はビジネス用語として使用される「大企業病」ですが、当時は一般的なものではなく、立石会長が自身の会社をこのように表現してから、一気に広まる言葉となりました。
この大企業病を治す為に行われたのが、「立石電機」からの社名変更で、以前から商標として使用していた「OMRON」をカタカナ表記にした「オムロン株式会社」として新たなスタートを切ることになりました。
ここで注目されたのは、数ある企業の社名変更の中でも、ほとんど例がなかった、創業者が生存中の社名変更についてです。
創業者なら、自身が起こした会社に愛着を持って付けた社名のはずである「立石」という名称をすっかり削除してしまうことに未練はないのかといったものでした。
新社名となった「オムロン」は、立石電機株式会社が本社として所在していた京都の花園という地の通称名「御室」からとられているそうです。
オムロンへと社名変更がなされた時、既に立石一真氏は、相談役となっていましたが、それまでの海外での実績などを考え、これからのグローバル社会で生きていく為には、社名表記が「TATEISI」では分かり辛い上に、発音が難しいと危惧していたそうです。
現在、オムロンは関連会社を数多く持ち、さらに海外での発展も続け、創業者が社名変更をして願った大企業病からの立ち返りは、見事に果たされたと言えるのではないでしょうか。
- 次のページへ:イオン(旧:ジャスコ)
- 前のページへ:バスクリン(旧:ツムラライフサイエンス)
企業名ネーミング大辞典は、ネーミングについて解説しています。
企業名ネーミング大辞典Pick!:オムロン (旧:立石電機)
オムロンの創業者である立石一真氏が「立石電機製作所」を創業したのは1933年のことで、その3年前に設立した「彩光社」を発展させる形での創業となりました。 オムロンと言えば、健康器具を思い浮かべる人が多・・・・