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企業名のネーミング

IHI(旧:石川島播磨重工業)

「石川島播磨重工業」の創業は古く江戸時代にまで遡り、1853年に水戸藩主である徳川斉昭が、江戸幕府からの命により、江戸隅田川の河口にある石川島に造船所を建設したところからその歴史が始まっています。

創業以来、軍艦や航空機、機械製造や宇宙開発まで主に重工業の分野で活躍し、長い歴史の中で「石川島播磨重工業」は重工業の分野では他の追随を許さないほどのトップ企業に成長し、世界中に200社にもなる関連会社を持つ超が付く大企業へとなりました。

2007年7月に社名変更を行い、「石川島播磨重工業」から「株式会社IHI」と企業名を変えることになりましたが、実は「石川島播磨重工業」の社名変更はこれが初めてではありません。

1876年に「石川島平野造船所」として民間初の造船所となり、その後「東京石川島造船所株式会社」と社名変更を行っています。

太平洋戦争の終わりを迎えた1945年には「石川島重工業株式会社」とし、1960年に「株式会社播磨造船所」と合併したことを契機として、「石川島播磨重工業株式会社」という社名になりました。

ただし、この「株式会社IHI」への社名変更は、これまで幾度となく行ってきた社名変更とは違って、それまでの社名変更では必ず入っていた、創業地である「石川島」や、「重工業」という言葉もなくなるものでした。

新しい「IHI」の社名は、元の「石川島播磨重工業」を英語表記した「Ishikawajima harima Heavy Industries」の頭文字を取った形でのネーミングで、社名変更で新たに浮上したわけではなく、「石川島播磨重工業株式会社」となってから50年近くもの間、使われてきた略称でした。

世界中に多くの関連会社を持っている企業としては、難しい漢字がたくさん並んだ社名はグローバル的ではないということや、「重工業」から連想されるハードメーカーという印象が強過ぎることが社名変更の大きな理由となりました。

「IHI」は、新しい社名でありながら、統一されたブランド名となり、印象も重過ぎず、エンジニア色が濃い名称となったのです。

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